もう10月のおわりかけてますが...GitHub の2021年9月にあった更新情報で個人的に気になったものをピックアップしたメモです。
🚧 2021年9月時点の情報という点にご注意ください。
- 全般
- GitHub Actions
- GitHub Enterprise
- GitHub Issues
- GitHub Releases
- GitHub Repositories
- GitHub Security
- 参考
全般
Organization の Overview で README.md
表示
Organization の Overview タブで README.md
の内容を表示できるようになりました。
- 設定方法はこちら: Customizing your organization's profile - GitHub Docs
- GitHub の organization だと こんな感じ
Markdown で注釈が書けるように
Markdown で注釈が書けるようになりました。書き方は以下の [^1]
感じです。
Here is a simple footnote[^1]. With some additional text after it. [^1]: My reference.
Fork した repo の同期 API (public beta)
Fork した repo と、upstream の repo の同期は今年の前半に UI でできるようになりましたが、REST API でもできるようになりました。
その他
- code で Tab のサイズを変更できるようになりました。
GitHub Actions
細かい変更がたくさんありましたねー。
REST API の Workflow runs の created
でフィルター
REST API の Workflow runs の created
の parameter が追加されました。
Teams と Slack の GitHub app の更新
Teams と Slack の GitHub app でデプロイのステータスがリアルタイムに見れるようになりました。
setup-node で monorepo と pnpm の依存関係をキャッシュをサポート
setup-node
action で monorepo と pnpm package manager の依存関係をキャッシュできるようになりました。
その他
- Ephemeral self-hosted runners がサポートと auto-scaling の webhook が追加されました。
- Organization または Repository の Settings の Runners の画面で、Self-hoste runners のステータスの表示が改善されて見やすくなりました。
- GitHub Hosted runner で
macos-latest
が macOS Big Sur (11) に移行しました (以前は Catalina(10.15)だった)。 - 昨年 Deprecation のアナウンスがあった、クエリパラーメーターでの API 認証のサポートが終了しました。Authrization header を使用して認証する形式のみになります。
GitHub Enterprise
GitHub Enterprise アカウントで利用してるアカウント向けの機能の更新情報です。
※ GitHub Enterprise という単語だとGitHub Docs では GitHub Enterprise Server だけを指してる場合と GitHub Enterprise Cloud も含める場合もありややこしいですがここでは両方を含めた話です。ただし両方で使えるかは別の話です。
Audit Log の streaming (public beta)
前提として、GitHub の Organization では Audit log の保存期間が90日 (正確には Audit log events が90日間、Git events は7日間) で、長期に保存するには以下2つの手段を使って自身で保存する感じでした。
今回新たに出たのは、Audit log の streaming をセットアップすることで audit log と Git events を Splunk か Azure Event Hub にほぼリアルタイムで出力できるようになりました。
実際に保存するって部分は Azure の Event Hub で受け取ったデータを Azure の Blob Storage とかに保存する感じですね。監査関連はさらなる進化を目指してるようなので今後に期待です。
EMU が GA
GitHub Enterprise Cloud 向けに Enterprise managed users (EMU) が GA しました。EMU は、GitHub と Identity Provider (IdP) を接続することで GitHub のユーザーアカウントの作成・更新や一時停止ができる機能で、GitHub のユーザーアカウントを普段会社使っている IdP で一元管理できるようになります。
現時点でサポートされてる IdP は Azure AD と Okta です。
GitHub Enterprise Server 3.2 が GA
オンプレで運用管理する GitHub Enterprise Server の v3.2 が GA になりました。70以上の追加・変更などの改善があったのは結構でかいですね。バージョンのアップデートは簡単なので特にまだ v2系を使ってる場合はアップデートしたいところですね。
- GitHub Enterprise Server 3.2 is now generally available | The GitHub Blog
- Release notes - GitHub Docs - GitHub Docs
GitHub Issues
GitHub Issues は beta 版の新しい Issues で、Projects の新しいバージョンって感じです。個人的にはまだちょっとしかさわってないので...機能追加とか改善されてもピンとこないですが2度の update があったのでさらっと書いておきます。
- 09/03 update
- item を複数選択して削除ができるようになった。削除は
DEL
キーでするのかーへーってなりました。 - Board レイアウトで、item にカスタムフィールドを表示できるようになりました。issue のラベルを表示するだけでなく Iteration とかを定義して表示できるのでかなりいい感じになりました。
- item を複数選択して削除ができるようになった。削除は
- 9/29 update
- Item をアーカイブできるようになったので、completed な issues をボードから見えなくしてすっきりさせることができます。ちなみにアーカイブ方法は、item を選択して
e
キーを押す...へー。 - Workflows に改善があったみたいだけど全く使ったことない...
- Item をアーカイブできるようになったので、completed な issues をボードから見えなくしてすっきりさせることができます。ちなみにアーカイブ方法は、item を選択して
GitHub Releases
Release note でアバターの表示
Release note でメンションしたアカウントは、Contributors のリストにアバターで表示するようになりました。
GitHub Repositories
PR のレビューアーに関する UI 改善
Pull Request のレビューアーに team メンバーが割り当てられた時の表示の改善と自分が Pull Request のレビュー待ちになってる一覧がみえるようになりました。
Pull Request の Files Changed タブでファイルのフィルターの種類追加
Pull Request の Files Changed タブで、ファイルのフィルター方法が増えてました。
Copy raw contents ボタンの追加
ファイルの中身をコピーするのは、特に markdown だったら一度ファイルの Row を開いてコピーする必要がありましたが、専用のボタン Copy raw contents ができてサクッとコピーできるようになりました。
GitHub Security
GitHub Advisory Database で Rust をサポート
GitHub Advisory Database に Rust が加わりました。
Recover Accounts Elsewhere の廃止予定
2FA で保護されてるアカウントのリカバリートークンを発行してくれる Recover Accounts Elsewhere 2021年12月1日で使えなくなります。
詳細と推奨のリカバリー方法は以下に記載があります (こっちが今は一般的に使われてますよねきっと...リカバリーしたことないからあんまり意識してなかったけど)。
Secret scanning のアップデート
- custom patterns のパターンの編集が可能になりました。
- secret scanning alerts が Organization の Security タブから見れるようになりました。
- Contributed Systems がsecret scanning のパートナーに追加
- Contributed Systems が secret scanning のパートナーに加わりました。Contributed Systems のクレデンシャルズが public repo にコミットされたら直接連絡がくるってやつですね。
Code Scanning のアップデート
- CodeQL runner が廃止になります。廃止というよりは CodeQL runner の機能が CodeQL CLI に移行するので不要になって楽になるというやつです。
- pull requests での code scanning alerts の表示の改善
- Java 16 のサポートがされました。Java7から16までサポートされています。